第五回内国勧業博覧会跡地の西側を払い下げられた大阪土地建物会社の社長・土居通夫(どいみちお)は、1912年(明治45年)7月3日、大阪に新名所を開業し、「新世界」と名付けました。
新世界は、北側がパリを模した半円形の放射線状の街並み。
その中心部に公園を、さらに南部には当時、東洋一の高さを誇った通天閣を建設。
通天閣の南側には、ニューヨークにあった遊園地を模した、ルナパークも開業します。
ルナパークの展望塔であるホワイトタワーと通天閣は、国内初の旅客用ロープウェイで結ばれており、移動中に空中からの風景が楽しめるものでした。
また、夜はイルミネーションで彩られていました。
まさに、現代でいうところのテーマパークですね。
冒頭の画像「第五回内国勧業博覧会」(大阪市立図書館ホームページ)